フェーダーで、「場によって変わる自分」を見てみよう
私たちは、仕事、家、気の合う人といるとき、一人でいるときなど、時と場合によって、さまざまな傾向の表れ方が変わることがあります。
今回は、4つの「場」で、自分にどんな傾向があるのかフェーダーを動かして体感してみましょう。
これは、いろいろな自分に気づくためのアプリです。
あなたについて教えてください
仕事をしているときの自分
「仕事」をしているときの自分を思い浮かべて、それぞれの傾向が10段階でどのぐらいかフェーダーを動かしてみましょう。
過ごしたい
4つの「場」の自分を見てみよう
4つの「場」で動かしたフェーダーを、ひとつのグラフで見てみましょう。
どこが似ていますか?どこが違っていますか?
場によって変わるところ、あまり変わらないところ。あなたはどんなことに気づきましたか?
使ってみて、どう感じましたか?
あてはまるものを選んでください(複数選択可)
フェーダー理論に関するよくある質問(FAQ)
Q1. フェーダー(Fader)とは何ですか?
音響ミキサーのボリュームつまみ(フェーダー)に例えた、心理的・行動的傾向を示す指標のことです。0から10の数値で表され、数値が大きいほどその傾向が強く表れていることを意味します。
Q2. レーダーチャートではなく、折れ線グラフで表示されるのはなぜですか?
レーダーチャートは全体のバランスや特定のパターンの視覚化に優れていますが、それぞれの「場」における具体的な数値の比較や、場による変動(高低のズレ)を直感的に捉えるには、同一軸上の折れ線グラフ(ラインチャート)の方が視覚的に比較しやすいためです。
Q3. 「場」による違いが見えるとはどういうことですか?
私たちは、家庭、職場、友人関係、あるいは一人でいるときなど、置かれた環境や役割(場)によって、異なる自分(態度や行動パターン)を無意識に、あるいは意図的に使い分けています。グラフで場面ごとの線の形が異なることで、その「使い分けのダイナミクス」が視覚的に理解できるようになります。
Q4. 数値に「良い」「悪い」はありますか?
いいえ、数値の大小に優劣や善悪はありません。たとえば「慎重」が10だから良い、「大胆」が2だから悪いということはなく、それぞれの場面で自分がどのようにエネルギーを配分しているかという「現状のスタイル」を示しているだけです。
Q5. 回答結果は保存されますか?
はい、アプリの利用傾向分析や学術的な統計データとして、無記名の状態(性別・年代・各フェーダー値・アンケート回答のみ)でサーバーに保存されます。個人が特定される情報は一切含まれません。
Q6. フェーダーはいくつあるのか?
現時点では、フェーダーの数を固定していません。人の傾向や、何を見たいのかによって、必要な尺度は変わると考えています。今回のアプリでは、試行的に6つの尺度を設定しています。
Q7. 「慎重」と「大胆」のような反対の傾向は、1本の軸(フェーダー)で表せないの?
一般には、「慎重―大胆」「計画的―思いつき」「内向的―外向的」のように、反対の傾向を1本の軸の両端に置いて、どちらが強いかで捉えることがよくあります。フェーダー理論では、こうした一見すると反対に見える傾向も、それぞれ別のフェーダーとして捉えます。つまり、慎重さが高いからといって、大胆さが必ず低くなるとは限らず、どちらもその人の中に存在し、場に応じてそれぞれの出力が変わる、と考えます。
Q8. フェーダーの位置は何を意味するのか?
その場において、その傾向がどの程度表出しているか、あるいは本人がどの程度それを選択しているかを表すイメージです。現段階では、位置そのものを心理学的な数値として定義しているわけではありません。
Q9. 「場」とは何を指すのか?
人が置かれている状況や環境、関係性などを含めて考えています。また、単に物理的な環境だけではなく、『自分はこう見られたい』『評価されたい』といった、その場での他者からの見られ方への意識や、その人自身の傾向も、フェーダーの出力に関係すると考えられます。今回のアプリでは、まず『仕事』『家』『気の合う人といる』『一人でいる』という4つの場を設定しています。
Q10. 同じ人なのに、フェーダーの位置が変わるのか?
フェーダー理論では、同じ人であっても、置かれている『場』によって、傾向の出力の仕方が変わる傾向があると考えています。一方で、場が変わってもあまり変化しない人もいると考えています。性格を個人の内側だけで捉えるのではなく、人と環境との関係の中で捉える考え方には、ユングやオルポートなどにも見られますが、フェーダー理論では、そうした考え方も踏まえ、場による出力の変化を『フェーダー』というイメージで捉えています。
Q11. フェーダーはどうやって測るのか?
現時点では、フェーダーをどのように測定するかは定めていません。今回のアプリでは、まず本人が自分でフェーダーを動かすことで、場によって自分の傾向の出方が違うことを可視化することを試みています。また、自分で意識して動かすだけでなく、後から振り返ることで、『自分はこの場では無意識にフェーダーを動かしていたんだ』と気づくことも想定しています。
Q12. 今回の6つの尺度は、何を根拠に設定したのか?
フェーダー理論では、尺度の数や内容を固定していません。今回は、専門的な用語ではなく、本人が意味を理解しやすく、自分で動かしてみられることを重視して、『慎重・大胆・計画的・思いつき・静かに過ごしたい・行動したい』の6つを試行的に設定しています。これは、この6尺度が理論的・実証的に確定しているということではありません。目的や使う人に応じて、尺度の数や内容を自由に設定して使えるものと考えています。
Q13. 既存の性格特性・性格検査とは何が違うのか?
既存の性格検査を否定するものではありません。フェーダー理論では、性格を測定した結果そのものだけではなく、その人がどのような場で、どのように傾向を出しているのかという変化に注目します。性格を固定的に捉えることで、『本当の自分がわからない』と感じたり、自分では気づいていない傾向や可能性に気づきにくくなったりすることがあると考えています。フェーダー理論では、場によって変化する自分の出力にも目を向けることで、自分の知らない自分の性質や魅力に気づくきっかけをつくりたいと考えています。
Q14. フェーダーが変わるのは、何が原因なのか?
フェーダー理論では、人は場に応じて、それぞれの傾向の出力を変えると考えています。ただし、現時点では臨床データなどによって、その変化の原因や仕組みを検証したものではありません。今回の発表では、場によって人の出力が変化するという見方を『フェーダー』として提案しています。
Q15. これは診断なのか?
診断にも使える可能性はあると考えています。ただし、フェーダー理論は診断を目的としたものではなく、自分の傾向や、場によって変化する自分の出力を見て、自己理解につなげることを目的としています。現時点では、診断のための尺度として検証されたものではありません。
Q16. なぜ外向性・内向性を別々のフェーダーとして考えるのか?
フェーダー理論では、外向性と内向性のように、一般に対極として捉えられているものも、必ずしも一方が高ければもう一方が低いという関係ではなく、それぞれの傾向として捉えます。そして、場に応じて、それぞれの出力の強さが変わると考えます。これは外向性・内向性に限らず、二極として捉えられているさまざまな傾向に当てはまる考え方です。