【取材報告】「着物」はサステナブルな衣服だった!
合同会社じぶんらしく、藤嶋ひじりです。取材レポートをお届けします。
京都市ごみ減量推進会議、通称「ごみ減」さんの会報誌『こごみ日和』の取材で、先月訪れた「彼方此方屋(おちこちや)」さん。実際の記事を見ていただきたいので、詳細は書けないのですが、公式サイトにも書いてある通り、つくづく「着物ってサステナブルな衣服なんだ!」ということを、再確認しました。その理由については、記事をご覧いただきたいのでいまは内緒です(笑)。
個人的な話になりますが、亡くなった私の母は着物が好きで、幼少期は洋服感覚でしょっちゅう着物を着ていました。セレモニーでもない普通の参観日に着物でやってこられると、少し恥ずかしかったりしたものです。また、祖母は和裁のプロでした。おかげで、私は反物から選んで、祖母に浴衣や振袖を縫ってもらえるという贅沢な環境にありました。
ただ、母は几帳面で、とにかくきれいにしっかりと着付けてくれるもので、私にとっては「着物」=「苦しいもの」。あまり着ることはありませんでした。
でも、母が亡くなり、ここ京都に越してくるときに、母の形見の着物と桐の箪笥も引っ越してきまして、せっかく京都に住んでいるのだからと、実は、以前より少し着るようになってきたのです。それでも、いわゆる「着物警察」と呼ばれるような、「着方がなっていない」「季節があっていない」「年齢があっていない」などの指摘を、年上の世代にチェックされるのが怖くて、ごまかすために、袴を履いてみたりしてきました。
しかし、ここ「彼方此方屋(おちこちや)」さんの趣旨が「気軽に着られるようになってもらいたい」ということで、店主の話を聞いているうちに、「いや、もう絶対に、もっと着る機会を増やそう!」と心から思いました。「彼方此方屋(おちこちや)」さんは、そのコンセプトで「木綿」の着物を多く取り扱っておられます。柄もとってもかわいくて、洋服のような生地がたくさん! ぜひ、みなさんにも訪問していただきたいと思いました。
今回、インタビューと執筆は、京都精華大学の学生さん。環境を大切にする感覚をしっかり親御さんから身につけておられる学生さんです。NPO法人JapanCraft21と祗園内藤工務店が共催している「京町家ツアー」に来てくれていて、「伝統構法の町家って本当にサステナブルなんですね!」と興奮して感想を語ってくれたEくんに、現在、こごみ日和の記事を手伝ってもらっており、私は、そのサポートをしています。
来月には発行されますので、ぜひ、チェックしてみてください。ちなみに、私がインタビューと執筆を担当したのは特集記事のほう。こちらもとっても魅力的な『京都ビアラボ』さんを取材させていただきました。
発行されたらまたお知らせいたしますね。

